AC/DCが来日していた!?オーストラリア出身のヘビー・メタルバンド、AC/DCを一番最初に聴いたのは高校生の頃だ。それは1980年代初期でヘビィ・メタル・バンドも台頭していた時代。NHK-FMで当時オン・エアされていた午後7時頃から始まる新譜紹介の番組(NHK-FMのサウンド・ストリー ト(?))でバック・イン・ブラックが取り上げられた。今まで聴いた事のなかったブギーの重たく硬いリズム、シャウトす るボーカル、独特なギターのリフが耳に残り新譜や旧譜を外国輸入盤でも買いあさりテープに録音してラジカセのフルボリュームで音をわざと歪ませて聴いた。この頃は輸入盤を買うとなんとなく音楽通な顔をする事ができた。渋谷陽一氏もFMで「今度の新譜は日本でも売れる」その度にコメントしていたが結局日本では、全世界で一番売れているヘビー・メタルバンドにも関わらず一部の私のようなファン以外には、受け入れられることはなかった。当時のアルバムのチャート・アクションも派手でビルボードTOP40に5タイトル程度が同時にチャートインしていたこともある。文字通り世界で一番売れているヘビーメタルバンド。初来日コンサートは1981年の日本青年館ホール。この模様は『特別番組/FMライブ・スペシャル・アンコール・シリーズ;AC/DC~1981年2月5日』でエア・チェックし今でもそのカセット・テープ(TDK AD-C120)を無くさず保管している。収録されている曲は以下の通り。 (1)悪魔の鐘の音/(2)Shoot Down/(3)Sin City/(4)Back in Black/(5)Bad boy Boogie/(6)The Jack/(7)High way to the hill/(8)High Voltage/(9)Hole Rota Rose どれもAC/DCを代表とする曲ばかり。このライブは、当時テレビ東京の音楽番組で放映された。マーシャル・アンプがずらっと並んだステージデザインが面白い。このアンプの上でギターを掻きむしるように弾きまくるアンガス・ヤングは強烈そのもの。個性が強すぎるので生理的に嫌いな人はとことん嫌われるキャラクター。一方、マイケル・シエンカー等の見た目が綺麗なキャラクターは日本受けしやすかった。見た目ではマイケル・シェンカーに負けるアンガス・ヤングは当然の如く日本のマーケットでは受け入れらなかった。王道を走っていたAC/DCもバック・イン・ブラック等のアルバムが全世界的に売れた頃から、少しスランプに陥った事もある。AC/DCの音楽はハングリー精神が全ての源泉になっているのでキャッシュが手に入りそのハングリー精神が薄らいでしまったためであろうか。しかしブロウアップ・ユア・ビデオ頃から復活。そして2001年、2010年3月と残念ながら行く事はできなかったが来日コンサートを行っている。 数日前の日経新聞に渋谷陽一氏が以下のようにコメントしていた。「昔と全然変わらないパフォーマンス、マンネリに聴こえないのは、2010年のサウンドである事と肉体の存在感だ」。アンガス・ヤングの写真も掲載されていたが確かに髪は薄くなっていたが、当時のようにギターを弾きながらステージ上を駆けまくったと報告されている。あの頃から30年、アンガスも50歳台になり体力的には辛いはず、しかしながらアンガスが走る限りAC/DCはその存在感を世界にアピールし続けるのであろう。